
とうとう最終回となった当連載、初めは日本人管理者向けにスタートした企画でしたが、ふたを開けてみると中国人管理者からの反響も同じくらい大きかったのには驚きました!
読者の皆さんも実感されたと思いますが、原田氏が経営において最もこだわったもの。それは利益でも品質でもなく「人間」。「品質には興味がない、なぜなら人質を上げれば品質は自然と上がる」という原田氏の持論こそが人種を超え、多くの方々に共感をもたらせた最大の理由であり、原田式経営哲学の真髄なのです。
読者の皆さんは、経営者、管理職、一般社員とそれぞれ肩書き、職務が違うことでしょう。それぞれの職責を果たすため、日々立ちはだかる壁を乗り越えようと、必死にもがき、奮闘されているのではないでしょうか。そんな時、原田氏だったらどう考えるか? そして、部下にはどう接したのか?
そこで最終回は、これまで原田氏がその実体験から生んだ言葉を紹介したい! あえて注釈はつけません。皆さんそれぞれの心で感じてください。
| ■ 人材育成 ~教育編~ ・教育は手段、目的は成長 ・教える前に、学ぶ理由を分からせる ・自立心が無いのは、目的を教えないから ・仕事を教えるのではなく、仕事の仕方を教えろ ・プラス思考は毎日の小さな出来事から ・教えるのではなく、育てる ・語り継ぐより、受け継ぐ教育 ■ 人材育成 ~仕事のさせ方編~ ・常に部下の自己実現とレベルUPを考えよ ・任せて、やらせて、フォローしろ ・部下には常に2ランク上の立場で仕事をさせろ ・文句は聞くな、意見や提案を聞け ・結果だけでなく、プロセスを評価してあげろ ・部下は公然の場で叱れ ■ マネジメント ~心構え編~ ・共に働き、言行一致、率先模範で約束を守れ、 部下は自分の鏡である ・権力で人を動かすな、人の心をつかみ、人を使い、人を動かせ |
・いざという時に行動し、信頼されろ、又困難な時こそネアカであれ ・自分は偉くなったのではない、リーダーとしての職責を得ただけだ ■ マネジメント ~手法編~ ・育てる気持ちと許す気持ちがマネジメントの基本 ・マネジメントの結果は感謝心と信頼関係に比例 ・愛社精神は二の次、社員の自己成長を願え ・リーダーを学歴で求めるな ・経験的手法を使わずに、独自性を使え ■ 企業文化の作り方 ・優秀・一般・駄目社員の明文化、定義化を ・短期運営型なら熟練者を、長期運営型なら素人を ・文盲社員を揃えるな ・人で組織を作らず、業務で組織を作れ ・組織参加の前に、自由とわがままを教えろ ・子供は長所で評価、大人は欠点で評価 ・誉めるより、叱られて育つ環境つくりを ・失敗で伸びる企業体質づくりを |
<原田氏が追い求めた経営理念>
「理想工場」のためには、決して妥協を許さなかった原田氏。その歯に衣着せぬ物言いと、行動から「奇人・変人」「来るな・帰れの原田」「野武士」など、付いたあだ名は数知れず。1年前、初めてこの企画をご説明した際、「こんなこと辞めた方が良い!」「この雑誌は面白くない」と、いきなり出鼻をくじかれ落ち込みながらもスタートした当連載でしたが、今思えば原田氏なりの温かいエールの言葉だったのだと思います。