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中国の環境意識が本格化した2008年、その背景(3)
藤田(中国)建設工程有限公司 君島誠司総経理

1984年に中国プロジェクト室を発足させて以来、外資建築会社として20年以上に渡り、中国での建築工事に従事してきた株式会社フジタ。HSBCビルや港匯広場など、上海のランドマークともいえる建物を建設する一方、自動車メーカーを中心に大手日系企業の工場建設も数多く手がけてきた実績を持つ。

中国では2006年より「民間建築省エネ管理規定」が施行され、建築省エネ基準が適用されるようになった。新築の際はどれだけ省エネできるかを算出し、審査機関に申請。審査に通らなければ建物を施工できないようになっている。

このような背景のなかで、フジタが工場の建設を手がけた顧客から、省エネコンサルティングの依頼が増えている。これまで10社あまりの顧客に対し、コンサルティング・サービスを行ってきた。日本で豊富な経験のある空調・換気方式の改善、外壁の断熱、生産動力のインバータ化、排熱利用、太陽光発電、雨水再利用、屋上緑化などのニーズも高い。「これらの目的は省エネによるコスト削減という側面もあるが、企業イメージの向上という意味合いも強い(君島誠司総経理)」。フジタでは現在、中国にも省エネコンサル専門のスタッフを2名設けているが、ニーズの高まりを予想して、将来的には工場建築と切り離してサービス化、それに伴う増員も検討中という。

フジタは中国国際工業博の出展に際して、日本の環境保護・省エネプロジェクトで扱っている商品を展示した。再生を繰り返し、機能できなくなった製紙繊維を原料とし、ヘドロなどの不良な土を良質の土に改良する土質改良材「マッド・キラー」。大阪や川崎でも採用されている「大気浄化システム(EAP)」は、棚状にした土壌に排気ガスなどの窒素酸化物で汚染された空気を通し、土壌が持つ浄化能力で空気を清浄する仕組みだ。特に製造業におすすめなのは「フォトロード工法」。道路の舗装表面に光媒体を含む布材を塗布、太陽光で自動車排気ガス中の窒素酸化物(NOX)を処理し、空気を浄化するもので、日本では工場や物流会社などの道路や駐車場などで採用されている。

フジタでは、今後省エネ・環球ビジネスの中国での展開も、前向きに取り組んでいきたい考えだ。

COMPANY DATA

藤田(中国)建設工程有限公司
ADD: 上海市漕渓北路88号聖愛大廈1608室
TEL: 021-6841-5522
担当:荒井(arai@fujita.net.cn)
 
 
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